Fashion Dictionary

コインポケット

フロントの右ポケットの中に施されたポケットのことで、当初は懐中時計を収納するために考案されたためウォッチポケットと呼ばれていたが、腕時計が主流になってくると形状はそのままでコインポケットと呼ぶようになった。

コーデュロイ

コール天ともいい、毛羽(けば)がたて方向に畝(うね)になってる織物のことを指し、保温性に優れてるため冬物の服に使用される。

コーンミルズ社

ノースカロライナ州の老舗繊維メーカーで、1915年にリーバイス社はコーンミルズ社のデニム生地を独占的に使う「ゴールデンハンドシェイク」と呼ばれる提携を結び、1920年にはリーバイス専用のデニム生地の製造がスタートさせた。

サテン

サテンのことを朱子(しゅす)とも言い、タテ糸かヨコ糸をできるだけ並行にして布地の表面に織り出した織物のことで、タテ糸が表面に多く出たものを縦朱子(たてしゅす)といい、ヨコ糸が多く出たものを横朱子(よこしゅす)といいます。絹、綿、化合繊のフィラメント系などが使われ、女性物のブラウスや男性もののスカジャンなどに用いられます。

ジッパーフライ

ジッパーフライのフライとは、ジーンズだけでなくボトムス全般のジッパーやボタンを隠す比翼の部分を表す英語のことで、そのフライで隠す部分がジッパーの場合をジップフライと呼び、同様にボタンの場合をボタンフライと呼ぶ。

シャンブレー

シャンブレーは縦糸にカラー糸を使い、横糸に晒糸(白糸)を使って、平織した織物でデニムと同く縦にカラー糸、横に白糸を使用がシャンブレーは平織でデニムは綾織りとなります。また、一般的にデニムほど厚くなく、縦糸も紺だけでなく赤や黄色なども存在します。

スレーキ

スレーキは別名を袋布(ふくろぬの)と言い、パンツやジャケットのポケットに使う生地のことを言う。バックポケットを補強するために内臓された布地も同様の言葉で表現される事が多い。

セルヴィッジ

セルヴィッジとは通称「耳」と呼ばれ、ほつれ止め処理が施された生地の端のことを指します。この耳の部分に色糸で施したラインにより赤耳、青耳などの呼び名が生まれました。これは生地納入メーカーが納入先を区別するために行った仕様といわれていてリーバイスの赤耳、リーの白耳や青耳、ラングラーのゴールド耳などが有名です。

タテ落ち

穿き込んだデニム生地の表面に表われるタテ筋のことで、発売当時は織り込まれた糸の太さが均一でなかった為、色落ちにムラができたことにより縦に線ができていた。

タブ

バックポケットのフチに縫い付けられた織りネームのことで、リーバイス社では1936年からジーンズの右ポケット内側に赤いタブがつけられたました。また、このタブによって生産された年代も識別できます。