Fashion Dictionary

ダブルニー

ワークパンツに施された補強仕様のことで、パンツのひざを中心としたフロント面に、さらに1枚のあて布をつけて生地の補強をするディテールです。

ダンガリー

デニムによく似た厚手の綾織物ですが、デニムは縦糸にカラー糸、横糸に未晒(みざらし)糸を使うのに対して、ダンガリーは逆にタテに未晒糸(白糸)、横糸にカラー糸を使います。一般的にデニム、ダンガリー、シャンブレーの順に生地は薄くなります。あまり流通しておらず、薄いデニム地を総称してダンガリーと呼ぶ場合がある。

ドーナツボタン

中央部にくぼみがあるボタンのことで、ボタンの真ん中に穴が空いている形状がドーナツに見えることから名付けられました。ホールの奥にはボタンを留めるツメが固定されているのが見え、通常ボタンの外周にはブランド名が記されていました。

トリプルステッチ

糸を3本そろえてかけたステッチのことで、ライトオンスのワークウエアにも頑強さを与えて、よりハードな仕事にも耐えうる様に3本針のミシンで縫われていた。

バックシンチ

パンツをベルトでフィットさせる以前の機能で、ウエスト調整のためにジーンズ後背部につけられたベルトのこと。

ハンマー・ループ

ハンマー・ループとは、カーゴパンツや作業用ボトムスの太ももあたりの縫い目部分に設けられた、ハンマーなどの工具を引っ掛けて吊るしておくためのループ状の帯のこと。

ヒゲ

ジーンズのフロントの股部分や膝の裏部分にできる座りジワのことで、現在では出来上がった製品に、後にそのような加工を施して販売しているものもある。

5ポケット

ポケットが5個ついていることからジーンズの別名として使用される言葉で、前と後ろ2つずつでコインポケットが5番目のポケットと思われがちですが、デニムパンツ進化の歴史では左ポケットが一番最後に登場しています。

ブラスト

新品の製品をビンテージ風に仕上げる加工のことで、砂を高速で吹きつけることにより、デニム生地の表面を削り取り中古感を出す方法。

フラッシャー

ジーンズの右のヒップポケットにつけられる紙ラベルのことで、ブランド名や品番、そしてブランドや商品の特徴を表すイラストや文章などの情報が詰め込まれている当時の広告のような役割を果たしていました。