Fashion Dictionary

赤耳

デニム地の両端部分をいい、旧型の織機でデニム地を織る際、生地末端のホツレを無くすために付けられたもの。特にリーバイスのものは赤いステッテが付けられていることから、通称「赤耳」とよばれる。

アタリ

ジーンズの色落ちして白くなった部分、または白くこすれた部分と濃く残った部分のコントラストをいう。

綾織

デニム生地を代表とする織り方で、通常織物は縦糸と横糸を交互に織るが綾織りは縦糸が複数の横糸をまたいで、それらをずらして繰り返す織り方。糸の交差が斜めの線として現れる為斜文織(しゃもんおり)とも呼ばれる。

インチ

デニムなどウエストのサイズに良く用いられる長さの単位で、1インチは約2.54センチ

インディゴ染

藍から取られる元来は天然染料で染める事であるが現在では合成インディゴが使われていることが多く天然の藍染めをピュアインディゴと呼び区別している。デニムは、縦糸をインディゴで染め横糸は白で織っていく為縦糸がムラに色落ちするためタテ落ちと呼ばれる縦に白く色落ちする。

オンス

重量の単位でデニムやTシャツ、スウェットの生地の厚さに良く用いられる。表示記号は「oz」で1平方ヤードあたりの重さを基準としていて1オンスは約28.4グラム

隠しリベット

バックポケットやコインポケット等を補強するリベットを表から見えなくした仕様のことで、1934年頃にリーバイスが考案し1967年まで採用されたがそれ以降バータック補強へと変更された。

カムロックジッパー

ピンロックの改良版でジッパーを閉めた際に、スライダーが下がらないようにロックするための爪があるタイプ、2つのカム(ツメ)でロックさせるジッパーの機構のことで、通称「両ツメ」とも呼ばれます。

キャンバス

丈夫な厚手の粗布のことで、本来は船の帆に使われる生地ですが、現在では厚手の綿織物として産業用に広く用いられています。キャンバスは1号から11号まであり、数字の小さいほど厚くなっています。

キルティング

キルティングは表布、キルト綿、裏布を三層に重ね綿が動かないようにサンドイッチの状態で縫い合わせた生地のことで、冬の防寒用の服や洋布団、羽毛布団などに用いられてます。三層でできたキルトは、丈夫にする機能性と美しい陰影を見せる装飾性の二つがあります。