エンジニアブーツと聞くとバイク乗るときに履くあのブーツのことを思い浮かべますよね。
その起源は説がふたつあり、ひとつは1937年にウィスコンシン州のチペワホールズ市にあった靴メーカー「Chippewa Shoe Manufacturing Company(現在のチペワ)」が細身の乗馬用靴として「イングリッシュ ライディング ブーツ(English Riding Boot)」と呼ばれる丈が長くシューレースの代わりに甲の部分と太ももの部分に付けたベルトで締め付けを調節できるブーツを作成したのが最初という説。
もうひとつはその一年後の1938年にオレゴン州のポートランドに拠点を持つ「West Coast Shoe Company (現在のウエスコ)」が第二次世界大戦時にポートランドの造船所の作業員のために耐油や耐磨耗に強く作業中に機械等に靴ひもが巻きこまれないように、またパンツの裾も同様の理由からブーツの中にしまえる長靴型の作業靴を作成したのが最初のエンジニアブーツとされる説。
つまり、乗馬用のブーツが起源とする説と造船所の作業用のブーツが起源とする説があります。
しかしチペワの「イングリッシュ ライディング ブーツ」はその後大手百貨店のシアーズがチペワエンジニアーズとして作業用に発売し、このブーツがエンジニアブーツと呼ばれるようになった事もあり現在では作業靴が起源といわれています。
ちなみに1982年に日本で初めてレッドウィング社と販売契約を締結した会社は「ミドリ安全株式会社」という安全靴を製造販売している会社ですから当時は作業靴として日本でも紹介されていました。
また、通常の革靴と異なり紐がないためバイクの運転の邪魔にならずにトウのキャップやゴムのソールが運転操作に適していて、さらに丈夫な革が事故時の怪我からライダーを守るため現在ではその安全性とファッション性から多くのバイカーに支持されています。
もちろんSWL(スローウェアー ライオン)からも様々なエンジニアブーツがリリースされていますが作業靴としではなくファッションとして日常で気軽に履いてもらえるようなデザインとなっています。
SWL(スローウェアー ライオン)エンジニアの定番8595シリーズは内側に装備したサイドジップにより、着脱が簡単で玄関先での煩わしさを解消し、シャフトのシルエットをすっきりとした細身のデザインに仕上げる事ができ、多くのボトムとの相性が良いです。
SWL OB-8595RS オイルドレザーエンジニアブーツは今シーズンの新作でアッパーには這い込むほどに良く馴染むオリジナルのオイルドレザーをダブルステッチダウン製法でオリジナルのラグソールを縫い上げた人気の品番です。もちろんサイドジップを装着していますので今までのエンジニアブーツにはなかったフィット感が最大の特徴ともいえます。
SWL OB-8595BS オイルドレザーボーダーエンジニア(予約受付中)はバイカーに人気のボーダー柄のシャフトを持ったSWL(スローウェアー ライオン)オリジナルのデザインです。製法は同じステッチダウン製法ですがソールは少しボリュームを抑えたプレーンタイプを選択してありますのでスッキリとした印象の仕上がりになっています。
バイクで遠出してもサイドジップでに簡単脱ぎ履きでいますので必ず春のツーリングシーズンに活躍してくれます。もちろんバイカーだけでなく街中でも履けるシンプルなデザインですので是非コーディネートに取り入れてみてください。
Tools-infinity Director 久木田善隆